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岸田総理来松。「応援しとるけん!」

11月20日、岸田総理を地元松山にお迎えするということで慌ただしい1日となりました。総選挙後の総理のはじめての地方視察に愛媛県松山市を選んでいただけた事は、大変光栄なことであり、地元の現状をご理解いただくまたとないチャンスでもあります。

総理訪問に先立ち、午前中は地元道後の旅館や商店街を回り、直近の状況について「週末は少し人が戻ってきとるけど平日はまだまだ。」「修学旅行生がポツポツ増えてきたのがありがたい。」「また次の波が来てこの良い流れが止まってしまうのが心配なんよ。」と、たくさんのお声を聞かせて頂きました。

総理の到着が予定より早まったとの一報に、私も急いで最初の会場である松山東高へ。東高はかつての旧姓中学で正岡子規も在籍していた愛媛県を代表する名門校、私の祖父や弟の母校でもあります。総理クラスの要人が来県するときには、分刻みのスケジュールで県警をあげての大掛かりな警備体制が敷かれることから、この日も学校は大勢の関係者でものものしい雰囲気に。「どんな車でくるんやろ」「何話そうかな」玄関にお出迎えに並ぶ高校1、2年生の子たちもやや緊張した面持ちです。

総理が到着し、一同教室へ。中村知事の軽妙な司会で、笑いを交えてなごやかにICTを使った模擬授業がスタートしました。岸田総理も生徒席でタブレットを真剣に覗き込み、生徒の健康管理、授業中のクイズ、課題提出などの一連の過程に参加。「タブレット活用により先生が板書する時間が減って1時間で学べる量が増えた」と学生からも歓迎の声。車座対話では、愛媛県出身のIT経営者の方々より、地域医療を繋ぐ最新のデジタルプラットフォームやDXによる自治体事務の大幅な業務効率化など、地域を舞台にした取り組みが紹介され、岸田総理からは自身のデジタル田園都市構想に触れ、「地方こそデジタル化による恩恵が大きい。」として、政策的な後押しをお約束いただきました。

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次の会場は道後温泉の飛鳥乃湯。総理来訪を蜷川実花さんプロデュースによる美しいインスタレーションの広場が見えなくなるほどの人だかりがお出迎え。参議院議員の山本順三先生と一緒に、愛媛県の観光関係者の皆様との車座対話を実施。ここでも総理は一人ひとりの話を丁寧に聞き、質問を投げかけ、メモを取られ、誠実な姿勢がとても印象的でした。岸田総理からは「地方にとって観光関連分野は大きな潜在力を持つ分野。コロナ禍を乗り越え、地方の元気のために国としてもしっかり支援していきたい」との力強いお言葉を頂きました。

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温泉玄関でのぶら下がり取材の後は、野志松山市長の案内で道後商店街を視察。お土産物屋さんの絣屋(かすりや)本店では、私の同級生でもある石田くんが、「これかぶってください!」と総理に地元のゆるキャラのみきゃんの被り物を手渡し。旧知の総理秘書官たちの顔が一瞬引きつる中、総理は快くかぶってくれ、「応援しとるけん!」。愛媛の観光産業のPRにもしっかりご協力頂きました!

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視察を終え、広島へ帰る総理の車列を観光港までお見送り。父と当選同期で、長年親しい間柄でもあった岸田総理。国のトップになってもこれまでと変わらぬ誠実で柔らかなお人柄に感銘を受けました。次の波への備えと地方経済の立て直しへの政策支援を改めてお願いすると共に、自分もその実現のために全力を尽くすことをお伝えし、岸壁からフェリーをお見送りいたしました。

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総選挙が終わって間もないタイミングでこうして総理を地元にお迎えでき、地元の声を直接聞いて頂けたことは、本当に有難いことです。今回の視察の準備や企画にご尽力いただいた知事、市長、総理秘書官の皆さま、県、市、地元の関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。私も、暮らしの声を国政の場に届けていくという自分の役割に、引き続き全力で取り組んで参ります。

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