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お知らせ・活動報告

初めての深夜国会でした。

3月2日。土曜日にもかかわらず、異例の本会議開催。夕方17時に令和6年度の予算案がようやく衆議院を通過しました。予算本会議が週末まで伸びるのは14年ぶりとのことで、私にとっても初めての深夜国会でした。 国の予算案は衆議院を通過すれば、憲法の規定により参議院で採決が行われない場合でも30日たてば自然成立します。この規定が背景となり、年度内に予算成立させたい与党としては3月1日までの衆議院予算通過を目指し、野党はこれに抵抗する日程闘争が行われます。当初予算については衆議院では80時間審議することが慣例とされ、今年も当初は1日(金)中に政倫審の審議と並行して予算審議の残り時間を消化し、同日中に本会議で採決を行うことが予定されていました。 しかし1日の朝8時47分に野党から予算委員会の小野寺委員長の解任動議が出され、予算委員会がストップ。午後1時から本会議が緊急開催され、解任動議が審議されました。解任動議の趣旨説明に立ったのが立憲民主党のベテランの山井議員。大きな紙袋に重たい資料をたくさん詰め込んで壇上へ。そこから2時間54分にわたる異例の大演説を展開。こうした長時間の演説は「フィリバスター」と呼ばれる議事妨害の一種で、理論的には演説をずっと続けていけば日を跨ぎ想定されたスケジュールでの予算成立を阻むことが可能となります。かつてはよく見られた議会戦術ですが、最近は国会や省庁の職員の働き方改革の潮流もあり、最近ではあまり実践されることも少なくなっていたため、私にとっても初めての経験でした。 解任決議が否決され、再び本会議が再開されたのは21時40分。しかしそこで再び鈴木財務大臣の解任動議が提出。今度は立憲民主党の奥野議員による約40分の趣旨説明。これを再び否決したところで23時過ぎ。1日は一旦お開きとなり、2日の朝から予算委員会再開となりました。2日(土)の9時から14時まで予算委員会の残り時間を審議にあて、15時40分からようやく本会議開催。無事令和6年度予算を成立させることができました。 これまではニュースを見ていても、国会の日程闘争の背景をなかなか理解できませんでしたが、こうして改めて議場の中での様々な重曹的な駆け引きの実態を間近に見ることで、政治の新たな一面を学ぶ好機となりました。引き続き様々な政策の推進に全力で取り組んで参ります。
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