9月29日。爽やかな秋空の下、松山の陸の玄関であるJR松山駅の高架化事業が完成し、新たな駅ビルがオープンしました。 計画から30年近くかかった今回の大プロジェクト。レセプションでは、中村知事、野志市長を始め、多くの関係者の方々が、計画段階や授業実施にあたってのご自身の苦労や思い、そして事業を推進してきた加戸前知事への敬意と感謝を口にされました。2階建ての真新しいホームに立ち、記念列車に向けて出発進行の合図。フライブルグ城の方角から爽やかな風が吹き抜け、松山の西と東が、そして過去と未来が改めて1つにつながった実感が湧いてきました。 「駅は、夢の出発点である」と言われます。国と県と市が力を合わせればどんなことだって可能なのではないか。もっともっと地元の魅力を高めていくことができるのではないか。愛媛の新時代の扉が開く歴史的な瞬間に立ち会えたことに大きな喜びを感じます。長年粘り強くプロジェクト完成に向けてご尽力をいただいた関係者の皆様に心から感謝と敬意を申し上げます。 市内各地では来週に迫った秋祭りの準備が佳境に。小野、久米、荏原など各地では総練りと呼ばれる神輿の披露があり、子供から若者、地域のご年配の方まで皆さん迫力満点の鯉口に身を包んで、町は一気にお祭りムードです。世代も立場を超えて地域の発展のために心を1つにする。この秋祭りの景色が、私は大好きです。