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お知らせ・活動報告
6月13日。梅雨入り前の爽やかな朝、地元の日銀前の交差点でご挨拶をしたのち上京。上京便は久しぶりに満席で人の往来が急速に回復していることを実感します。
長年監事を務めさせて頂いたアジア・パシフィック・イニシアティブ(Asia Pacific Initiative)の10周年記念パーティが開催。ご縁のきっかけは2011年春、東日本大震災の余波が続く中、朝日新聞主筆を退職された船橋洋一さんとご一緒させて頂いた昼食でした。
「この国家的危機の中、民間の立場から僕たちができることはないだろうか。」
との船橋さんの呼びかけに意気投合し、福島原発事故の政府対応を民間の立場から検証する「民間事故調」を立ち上げ。弁護士の経験から、コンプライアンス調査の手法を一部組み合わせる形を提案させて頂き、菅直人総理をはじめ多くの政府関係者のヒアリングを担当させて頂きました。その後、日本では少ない独立系のシンクタンクとして組織を正式に立ち上げ、私自身は監事を務める傍ら、「民主党政権検証」、「新型コロナ民間臨調」など多くのプロジェクトに関与させていただき、弁護士として公共政策に携わる新たな可能性に気づかせて頂きました。
立ち上げから10年たっても、船橋理事長はますます若々しく、エネルギッシュに世界の地政学的な展望を熱弁。会場を埋め尽くす多くの参加者が熱心にメモを取っていました。岸田総理、黒田日銀総裁、エマニュエル米国大使など多くのVIPが祝辞を披露、財団の節目の日に華を添えて頂きました。今年7月に戦後日本の民間国際交流を牽引してきた国際文化会館とAPIが統合することが予定されていて、規模も陣容もよりパワフルに、世界に誇る日本の独立系シンクタンクとしてさらに成長していくことを願っています。
おめでとうございます!