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お知らせ・活動報告

様々な政策分野について議論。

1月26日。自民党のデジタル社会推進本部の中に、新たにNFT(非代替性トークン)に関するプロジェクトチーム(PT)を立ち上げることになり、その事務局次長を拝命。第1回の会合では、この分野に詳しい経済団体の方々からこの分野の現状と政策課題についてヒアリングを行いました。 NFTとは、少し乱暴に言えばブロックチェーンと言われる暗号プログラムを使って電子的な原本証明を可能とする技術です。これまでは、デジタルな知的創造物(アートや音楽など)は簡単に無断コピーされてしまっていたのですが、NFTを使えばオリジナル(原本)とそうでないものを簡単に判別したり、また、人から人へ二次流通するたびにクリエイターの方にお金が支払われるような仕組みを作ることも可能となります。私たちがデジタル世界で過ごす時間がますます増えていく中で、国内外の友人たちから、このNFTを使った新たなブロックチェーンエコノミーが世界で爆発的に拡大している様子と、日本がそこで大きく出遅れている現状への警鐘を頂いていました。PT終了後の記者ブリーフィングでも多くの質問を頂くなど関心の高い分野でもあるので、このPTを舞台に、日本でも競争力ある経済環境を整えられるよう知恵を絞っていきたいと思います。 予算委員会の後は、自民党改革のガバナンスコード(統治指針)に関するワーキングチームの第2回会合。ガバナンスコードのあるべき機能や盛り込むべき基本的要素などについて有識者委員の方々との意見交換を行いました。政党のガバナンスコードを作るということ自体が全く初めての試みとなるので様々悩ましい論点もありますが、国民から信頼される新しい政党の形を示すことができるよう精力的に検討を重ねて参ります。 夕方の厚生労働部会では、今通常国会に提出予定の児童福祉法の改正案について大詰めの議論。児童虐待の相談件数が年々増加の一途を辿る中で、痛ましい虐待被害から一人でも多くの子どもを救うための大事な法改正となります。わずかな手がかりから虐待の有無を認定し、保護の判断をしなければならない現場の専門職の皆様。その厳しい現場を担う専門人材を幅広く育成し、現場の果断な判断の背中を国家としてしっかり支える資格制度の創設に向けて私も改めて意見を申し上げました。1時間半に渡り、多くの議員の先生が児童虐待撲滅に向けた熱い思いを共有され、制度設計に向けた議論がまた一段と深まりました。 様々な政策分野で、日々「熟議」の上に一つ一つの政策が形成されていく過程に参加し、改めて一人の国会議員として担う責任の重さを感じる毎日です。皆様からも引き続き色々なお知恵や現場の様子を教えて頂ければ幸いです。
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