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お知らせ・活動報告

現場から政策作りへ。

6月8日。この日は衆議院の財務金融委員会の与野党の有志メンバー17名で「金融及び証券取引に関する実情調査」として日本銀行と日本取引所を視察しました。 日銀の黒田総裁との意見交換会では冒頭、家計の値上げ許容発言により誤解を招いたことにつき率直な謝罪。その後は、最近のマクロ経済状況や金融政策の今後について意見交換を行いました。私からは、中央銀行の信用の裏付けがない暗号資産(仮想通貨)の流通が世界的に増える中で、中央銀行の金融政策の役割が縮小したり、アプローチが影響を受けるのかについて質問。日本でも、投資家保護とマネーロンダリング(資金洗浄)対策の強化の観点から、海外に先駆ける形でステーブルコインを規制する初めての法律となる改正資金決済法が、6月3日に参院本会議で可決、成立したばかりで、世界の注目が集まっています。 日本取引所では、清田CEOとの意見交換のほか、日々の取引監理を行う東証アローズを視察。「今は全てコンピューター管理だが、昔はここに大きな立会場があって、大声をあげて株の売買が行われていた。ちょっとでも目立つようにバスケ部やバレーボール部などの背の高い若手証券マンが大勢配属されていた。」と懐かしそうに担当者の方が解説してくださいました。ちょうどこの日はアバターを用いたバーチャルユーチューバー(VTuber)をプロデュースするAnyColorという会社が新規上場。鐘を衝いた田角陸・社長はなんと26歳。初値がつかないほどの買い気配だったようです。Web3時代を象徴するようなスタートアップの上場に立ち会えたのもラッキーでした。 日頃の委員会ではなかなか他党の先生と親しく会話することは少ないので、こうした視察は貴重な親睦の機会に。現場に足を運び、その経験を政策づくりに活かしていきたいと思います。
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