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お知らせ・活動報告

松山での週末。

10月1日。午前3:30からいちじく収穫。完熟したいちじくは鮮度が命のため、夜のうちに手摘みしてすぐにパッキング、夜明け前に市場へ送らなければなりません。水分を吸うとあっという間に熟して開いてしまうため、収穫の時期は1ヶ月ほど毎朝こうした生活になるとのこと。商品としては出荷できないほど柔らかく開いた果実が一番食べ頃だったりして、その場で頬張ると口いっぱいにねっとりとした香りと甘さが広がります。まさに役得。後継者不足により「最近は仲間もだいぶ減ってしまった」とのことですが、今も垣生地域の特産品です。 大変お世話になった方の弔問に伺った後、フェリーに乗って興居島へ。この日は伝統文化である船踊りが3年ぶりに開催されるということで島内の大勢の皆さんが中学校の体育館に集まっています。歌舞伎の「酒呑童子」等を下敷きにした鬼退治の物語は、展開もわかりやすく迫力満点。会場からも大きな声援が飛んでいました。島を巡ると、ひじき天ぷらの香ばしいうどんやさんがオープンしていたり、ナミビアから帰国したご夫婦がオープンエアのカフェを営業していたり、新しい地ビールのお店が開店準備をしていたり。11月には初めてのマラソンも開催されるとのことです。「新しく入居する物件を探しています」という若い移住者のご家族も。高齢化と人口減少に長年悩んできた興居島ですが、若い力と発想で新たな盛り上がりのうねりを感じました。目が離せません。
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