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お知らせ・活動報告
12月2日。防衛力の強化に向けた政府の有識者報告書につき、メンバーである船橋洋一先生(国際文化会館・グローバルカウンシルチェアマン)をお招きして勉強会を開催。関心が高く30名近い若手議員が参加しました。
抑止力は「意図」と「能力」の両側面から見なければいけないところ、権威主義国家の意図は往々にして不可測。こうした状況において「抑止力の議論においては大事なのは意図よりも能力」との船橋先生の指摘は説得力があります。輸出入の99%を海運に頼る我が国において、有事においては商船などのシーレーン防護についても具体的なシミュレーションの検討も急務。また増えた防衛費の用途が防衛戦略から見て適切なものか、効率的に運用されているか、継続的に評価・チェックするガバナンスの仕組みの強化も大事です。報道では予算規模の話ばかりが先行していますが、いくら使うかだけでなく、何に使うか、どう使うか、この議論をしっかり深めて参ります。