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お知らせ・活動報告
12月6日。この日は自民党税調の「○(マルバツ)等審議」が開催。党本部にも朝から独特の緊張感が漂います。数百項目にわたる今年の税制改正要望について、税調の幹部が「○ 受け入れる、△ 検討し、後日報告する、 お断りする」などと対応方針の仕分けをおこなった分厚い冊子(通称、デンワチョウ)の情報が朝から飛び交います。一生懸命要望活動を続けてきた関係省庁の担当者や各種組織や団体の方々からも、一喜一憂する様子が続々と伝わってきます。
この税調幹部による仕分けの結果に対して、敗者復活戦が行われるのがマルバツ審議。△を○に、を△になんとか変更してもらおうと、一縷の望みを託して関係者も朝から活発に最後のお願い活動。開始時刻の15時が近づくと、多くの議員が党本部9階の大きな会議室に続々集まってきます。早く行かないと後ろの方の席になってしまい当ててもらえない可能性もあるため席取りも大事です。「部会長以外は、発言はお一人1日一回まで」の厳しいルールがあるため、どの項目で発言するか、どのように説得的な論陣を張るか、税の知識だけでなくチームワークも大事になってきます。発言できなくても「そうだ!」「その通り!」など大きな声で声援を送ることによって会場の雰囲気作りに貢献することもできます。
ひな壇に座る税調幹部らがその様子をみて、一つ一つにつき裁きを下します。たまに「当初はとしましたが、皆さんのご意見を踏まえて△とします」という判断が発表されると、会場からは「おー」というどよめきと共に大きな拍手。私個人の戦績はといえば、一勝一敗といったところでしょうか。手応えと悔しさを噛み締めながら税のあり方についてまた一歩学ばせて頂きました。