4月24日。松山ANAクラウンホテルにて愛媛・新時代フォーラムを開催。「AI新時代の衝撃とチャンス」をテーマに日本マイクロソフトの佐藤 亮太・常務執行役員をゲストに迎えて講演とディスカッションをさせて頂きました。佐藤さんからはChatGPTのビジネス利用の可能性だけでなく、これを組み込んだマイクロソフト社の検索サービス「Bing」やOffice製品に組み込んだ「Copilot」の最新デモが披露され、多くの参加者が携帯を取り出してスライドを写真に納めていました。 専用アプリで会場からの質問も随時受付。多かったのが対話型AIを業務で使った場合の機密保持やプライバシーに関する質問でした。佐藤さんのお話しでは、マイクロソフトのAzureサーバーなどの設定により、利用者が保有する機密データなどをGPT本体の学習データに取り込まれないように構成することは可能で、すでに大手企業でもそうした取り組みが進んでいるとのこと。会社・組織固有のデータの保秘・安全を確保しつつ、強力なAIの能力を引き出すような使い方が今後主流になっていくかもしれません。「AIのメリットを享受する前提条件は会社のシステムのクラウド化」と断言する佐藤さん。特に中小企業においては1日も早いシステムのクラウド移行が今後の経営を左右する分岐点となりそうです。 子どもの頃、私と同じ道後小学校にも数年通っていたという佐藤常務。今回のような対面での地方プレゼンはMS社でも全国で初めてとのことで、「大好きな松山に次回はもっとゆっくり来たい！」と再訪への期待を表明。生成系AIによる大変革の波を地域活性化のチャンスにできるよう、私も頑張りたいと思います。ご来場頂いた皆さま、有難うございました！